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古銭の「円銀」と「丸銀」とは
●古銭とは
古銭とは、その名の通り「古いお金」の事です。
過去にお金として流通していたが、製造中止になって現在は使われていない貨幣や紙幣を古銭と呼びます。
この古銭には、イベントのために発行された物や、記念コインも含まれます。
●「円銀」と「丸銀」とは
一円銀貨は、日本の近代銀貨で、「円銀」とも呼ばれます。
明治4年の新貨条例により、対外貿易専用銀貨として発行されました。
大正3年まで製造され、おもに台湾や中国で流通しました。
「円銀」と「丸銀」の詳細
品位は銀.900、銅.100、量目は26.96グラム(416グレイン)で大型と小型に大別され、量目は同じですが直径が異なります。
大型は直径38.6mm小型は38.1mmです。
大型は明治20年まで、小型は大型にかわり明治21年から大正3年まで製造されました。
一圓の記載の横に、○で囲まれた『銀』の極印が打たれた1円銀貨を、「丸銀」と呼びます。
1円銀貨は従来、貿易専用貨幣として製造発行されました。
明治11年より国内でも流通できるようになりましたが、明治30年政府は金本位制を交付する貨幣法の制定に際し、1円銀貨の通用停止と引換禁止をきめました。
しかし日清戦争以来、台湾や朝鮮では1円銀貨が盛んに流通していて通用禁止にする事が出来ず、やむなく丸銀の極印を打って外地のみ通用を認めました。
実施後、丸銀の極印の有無で市場が混乱した為、明治30年に発効した丸銀極印打ちは翌31年には取りやめになりました。
「円銀」と「丸銀」の価値について
●「円銀」と「丸銀」の価値
円銀の状態によりランクがあり、それによって価値が変わってきます。また丸銀の極印の位置違いでも相違があります。
プレミア価格で買取される円銀ですが、相場は種類により細かく分類されています。
少しの違いで買取額 が大幅に左右されるので、価値の見極めは至難の業と言えます。
円銀の方が高い価格で買取されますが、丸銀の極印が右打ちか左打ちかによっても買取価格は変わります。
左打ちの丸銀の方が一般的なため、右打ちの丸銀は相場も高くなっています。
円銀の中でも特年物は相場が高く、買取額も比例して高くなります。
明治7年、8年、11年、12年、19年の円銀は発行数が少なく、希少価値があります。
明治7年発行の円銀は、その時期により前期・中期・後期の3つに分かれます。
表面の龍のデザインが持っている宝珠と、年号の表記で見分けます。
中期と後期ものであれば宝珠は右巻きのデザインですが、前期は左巻きのものとなります。
そして中期と後期の分類方法は、年号である”明治七年” の七の字によって分けられます。
中期の七は二画目の止め部分がはらいのようになっていますが、後期の七であれば二画目が僅かにはねているのが特徴となっています。
明治7年発行の円銀は中期のものに最も高い買取額がつけられ、価格はなんと未使用で130万円との事です。
次いで前期の円銀で価格は100万円、後期であれば70万円の価格が付くそうです。
この円銀や丸銀は贋物が非常に多いのが有名で、中には専門家も見間違うほどの精巧な贋物もあるといいます。
換金方法としては古銭買取店への売却の他、ヤフオクなどにオークション出品で高額落札価格を目指すという方法があります。
ヤフオク出品するのは写真の撮影から、商品説明など、いろいろと面倒なものです。落札実績のあるオークション代行【まるオク】へ依頼すると商品を発送するだけでヤフオク出品することができます。
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