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近代貨幣の種類
●近代貨幣とは
近代貨幣とは、明治以降の貨幣を主に指し、近代銭とも呼ばれています。
明治政府は、欧米先進国の列強に対抗できる国家建設の為、富国強兵・殖産興業(近代産業育成)の政策を進めました。
そのためには、近代的な貨幣制度を確立することが必要で、1871年「新貨条例」を制定し、貨幣単位を従来の「両・分・朱」から「円・銭・厘」に一新したのです。
また現在使用できる硬貨(現行貨)も近代銭に含める事があり、現行貨を含む場合は「現・近代銭」と呼びます。
近代貨幣の種類について
●近代貨幣の種類
明治初期には、1円銀貨や貿易銀、通貨である金貨が製造され、次の様な金貨・銀貨があります。
旧20円金貨、旧10円金貨、旧5円金貨、旧2円金貨、旧1円金貨、新20円金貨、新10円金貨、新5円金貨、
貿易銀、旧1円銀貨、新1円銀貨、旭日50銭銀貨、旭日竜50銭銀貨、旭日竜20 銭銀貨、竜50銭銀貨、小型50銭銀貨
●近代貨幣の価値について
明治時代の1円銀貨は通用貨幣と貿易用があり、年代・使用状態によってその価値は変わります。
20円金貨では1200万円もの価値がついた事例もあります。
「旧20円金貨」「新20円金貨」「旧5円金貨」「新5円金貨」は特に高値になる可能性大です。
日本で発行された近代貨幣を全種類収集する事は残念ながら夢物語であり、いくらお金をかけても未使用や極美品で収集する事など不可能です。
例えば旧20円金貨と旧10円金貨の明治10年銘、発行枚数は旧20円が29枚で旧10円が36枚の幻の金貨であり、市場に出ることはまずあり得ません。
古銭の換金方法
もし仮に市場に出たら一体くらの値が付くのでしょうか。
あくまで参考として金額を出すならば、旧 20円~旧1円金貨の未使用のカタログ値の合計が約1億9000万円です。
後の残りの全て未使用状態の貨幣のカタログ値合計が1億円程度とするなら、総額で約3億円前後と推定されます。
この様に近代貨幣の価値は非常に高いので、資産として保有する収集家も多数おられます。
換金方法としてはコイン商への売却の他、ヤフオク出品で高額落札価格を目指すという方法もあります。
ご自分でヤフオク出品するのはいろいろと手間がかかるものです。落札実績のあるオークション代行【まるオク】へ依頼すると簡単にヤフオク出品へすることができます。
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