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「山田羽書(やまだはがき)」とはどのようなものか
●山田羽書(やまだはがき)とは
日本最古の紙幣と言われているもので、伊勢の山田(現在の三重県)が発祥の地になります。
当時、伊勢の山田の商人がお金の代わりに金額を書いた紙を発行し、預かり手形としました。
最初に発行されたと言われる1610年から時を経て、1742年には発行者は約400人に上り、銀1匁と交換できる山田羽書だけでも130万枚流通したと言われています。
また山田羽書は、世界最古の紙幣である中国の「交子」に次いで世界で世界で2番目に古い紙幣との事です。
山田羽書はどうして無くなったの?
山田羽書は山田奉行に管理されるまでになり公に認められたものになりましたが、1871年の藩札処分によって、使用されなくなった様です。
1610年から実に260年以上の歳月を日本文化とともに歩んだ紙幣ですが、幕切れはなんともあっけなく切なさを感じます。
日本最古の紙幣、世界で2番目に古い紙 幣、山田羽書の栄枯盛衰は歴史のロマンを感じさせるエピソードですよね。
●山田羽書の古銭としての価値
日本最古の紙幣と言われるだけあり山田羽書となると、歴史的展示物という色が強く高額な古銭とは意味合いが異なります。
古銭のコレクターが好むもの
そもそも古銭のコレクターが好むものと言えば、エラーコインやエラー紙幣です。
古銭は古ければ古い程良く、価値が高いとは限りません。
一般的な古銭の価値を落とす要因として、大量生産、素材、偽物かどうか、大きさなどがあります。
日本最古の紙幣である「山田羽書」がその一例であるといえるでしょう。
1610年から260年以上使われましたが、130万枚も出回ったと言われており、希少価値が低く、歴史的な紙幣という一面はありますが、市場価値が高い とは言えません。
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