1円と聞くとあまり価値を感じませんが、昔の1円は現在価値があります。とは言っても、2,30年程の経過では価値はなかなか上がりません。オークションでも人気があり、落札価格が上がり易いのがアンティークの品物です。なかでもアンティークコインはオークションでなくとも市場で高値がついています。
今回は数あるアンティークコインのなかでも国内のアンティークコインとして、つまりは古銭としてたいへん有名な1円銀貨をご紹介します。
1円銀貨が発行された経緯
その昔、貿易で使うために鋳造されたとも言える1円銀貨のおもな流通対象は中国や台湾でした。その時の1円銀貨の価値は、現在の4万円ほどと言われています。貿易で使われているため、銀貨としての信用も必要です。1円銀貨の高い品位により円銀とも呼ばれていました。ところで、この銀貨がはじめて発行されたのは明治4年。新貨条例に基づいて鋳造されたそうです。
1円銀貨のデザインと年銘
その1円銀貨の表面デザインは龍です。裏面は日章と菊の紋章。先程も円銀の話で出てきましたが、その品位は銀900、銅100です。そして、明治7年には、銀貨面デザインが大きく変更され、裏面が菊ではなく、「一圓」と明記されました。実は、この銀貨が市場に出回ったのは明治4年ですが、鋳造は明治3年から始められているようで明治3年年銘となっている一円銀貨もあります。ややこしいことに、銀貨面の年銘は毎年更新されたわけではなく明治5年まで明治3年年銘で発行されていたとの話もあります。
よく見ると微妙にデザインの異なる1円銀貨
年銘もややこしいことになっている1円銀貨ですが、それだけでなく、銀貨面デザインも微妙に違いがあるようです。この違いを古銭市場では手代わりと呼ぶそうです。その違いによって価値が高くなる場合があり高価な1円銀貨となるそうです。その手代わり1円銀貨のなかで「圓」文字に違いがあるものがあり普通円と、違う正貝円と呼ばれるそうです。また、なんと、「圓」の貝の文字に画数が一本かけたものがあり、これは欠貝円と呼ばれているそうです。古銭の世界は奥深いものがあります。
1円銀貨というだけでも価値がありますが、上記の様に想像以上のプレミアム銀貨も存在するとのことです。ヤフオク出品されると、入札が高いことうけあいです。もしかしたら、この1円銀貨は・・・と、思われる方【まるオク】オークション代行をでその価値を見出してみましょう。気になる手数料はこちらです。